九州脊梁トレイルランin山都町2011

年に一度のお楽しみの山遊びの日、九州脊梁山脈トレイルラン@山都町♪
三度目の今年は、抜けるような青空、樹々からもれる木漏れ日、さらさらと流れる渓流…といった、絶好のトレイル日和の中で開催された。

(1)スタート前(第0関門)
今年は会場の秘境=緑仙峡までが、トンネル工事中につき、とんでもない迂回路をゆく羽目に(^_^;) 運転しやすい裏道を教えてもらったものの、初めて通る道なので迷ったりして、なかなか会場に到着せず。

…もしや受付&スタート時間に間に合わず、まさかのDNS?! 。こんな凡ミスは、後世まで語り継がれるだろうな… 不安が胸をよぎり、車のハンドルを握る手が汗ばんだ(^_^;)
しかし何とか受付終了10分前ギリギリに到着し、一安心。

会場では、米さん、にゃんこさん、つじやんさん、プーさん、くまさん達に、阿蘇ウルトラ以来久しぶりの再会を果たした。今年は知人の参加も多いし、楽しい大会になりそうだー♪

そしてゲストランナーの福田六花先生と、間瀬ちがや選手の顔ぶれが。いつもこの大会を楽しみに来てくれてるようで、霧立越をホームとしてる地元人としては嬉しい(^-^)

ここまでの運転で疲れてブドウ糖を消耗したので、ポケットに携帯用のハチミツを忍ばせて、飲んでたら「お酒じゃないの?」との疑いがかかる。
違いますって! あの二日酔いむかばき登山に懲りたんで、あれ以来山行く時には一切酒は止めてます(^_^;)

(2)スタート~五ヶ瀬スキー場(第1関門)
定刻7時に競技スタート。登山口までは、ダラダラとした舗装路の登りが続く。ここの箇所が一番嫌いなのだが…しかし今年の目標は、登山口までを歩かないことなので、テクテクと走り通した。
先日の高千穂ジョグと高鍋温泉マラニック、それにジムでゼイゼイ言いながら傾斜つけて走ってるのが効いたかな(^_^;)

最初の10kmまでは普通の登山なので、ここで無理して心拍数を上げ切っては後半が持たない。走れる訳ないが、止まらずひたすら上って我慢といったところか。(ーー;)
米さんやつじやんさんとエールを交換しつつ、山頂を目指して進む。

コツコツ上って、ついに小川岳の山頂のチェックポイントに到着!
嬉しさのあまり、ガッツポーズして「26番でーす!」と叫んだ。
すると…「28番の間違いですね」とスタッフの人から訂正される。もー自分のゼッケンも分からないほど、テンション上がり過ぎの馬鹿ッ振り(^_^;)

しばらくは尾根沿いのなだらかなアップダウンが続く。ここの箇所はショートの部17.5kmと重なり、気持ちよく走れる。
やがて、五ヶ瀬スキー場に出る。雪のないゲレンデを逆に登るという、トレイルならではのあり得ないコース設定だ(^_^;)

ここで第一関門だが、時計をみると2時間30分経過で、何と去年より1時間も早く来てる! まだ足も残ってるし、この調子だったら後半もいけるかも!
…と、はやる気持ちを抑えつつ、トイレ休憩。このレースは、35km中まともなトイレはここのゲレンデにしか無いのだ(^_^;)

(3)スキー場~三方山(20km地点)
向坂山に登る階段を、鏑木選手仕込み?の内股膝押しテクニックを駆使して進む。ここまで来たら一安心。あとは急な上りは無くて、アップダウンの繰り返し。これぞトレイル!といった感じの木漏れ日の中の尾根沿いで、コース中でこの箇所が1番好きだ。♪( ´θ`)ノ

森の中では、先頭に立つと方向を見失いやすい。なので、ちょい前を走ってる足取りの軽い女性を、ヒタヒタと追ってゆくことに。
しかし、登りでは追いついても、下りとフラットな箇所ではどんどん引き離されてしまう。

後から聞いたら、サブ3.5クラスの駿足な人だったらしい(^_^;)
でも、ロードではとてもじゃないけどついていけない人でも、山だったら一緒に進めるのが、トレランの面白い点だろう(^-^)

20km地点のチェックポイントで、トップの人はもうゴールした、と聞いてビックリ!(◎_◎;) 何と3時間30分! 私も前より1時間も早く来てるのになー全体のレベルも上がってるなーf^_^;)

(4)三方山~第二関門~ゴール
途中から抜きつ抜かれつして来たプーさんと、ここで合流。トレイルランの話題で盛り上がる。さっちーさんも一緒になって、3人でひたすら下り続ける。
この箇所は、コース上に倒木などもたくさんあって、よじ登ったり越えたり、ワイルドなフィールドアスレチック場といった感じで、これはこれで面白い。d(^_^o)

山を抜け、いったん舗装路に出たら、第二関門。ここでまだ4時間半。残りは10km弱だし、ひょっとしたら6時間切れるかも?! ガンバロー!と3人で先を急ぐ。
ここの舗装路は、一人だったらサボって歩いてただろうが、プーさんとさっちーさんがいたから走れたようなもんだ。感謝感謝(^_-)

並んだ2人のウエアーはカラフルで、色違いの山ガールズといった感じで可愛い♪ 真似しちゃおーかなー(^_^;)

そして再び森の中へ。確か、昨年はこの辺りでグリズリーに襲われてしまったが。すると…「うわーっ!」気づくと体が宙を舞い、地面に叩きつけられてた。しまった!不意打ちを食らってしまった! あとゴールまでたった4km程なのに(T_T)

だが、今年は私ひとりではない、二人の仲間も一緒だ。動けない私に代わって、プーさん達がグリズリーをぶちのめしてくれた。トドメを刺して、3人で森から無事に脱出。やったぜ!まるでチャーリーズエンジェルみたいだ(((o(*゚▽゚*)o)))
 

舗装路に出たら、もうあと残り3km。太鼓の音が聞こえてきて、ゴールが近づいてくるのが分かる。ふくらはぎが攣りそうだったが、持ちこたえて、三人で手をあげて一緒にゴールすることが出来た! しかも、初の6時間きり&自己ベスト20分更新\(^o^)/ヤッター!

(4)ゴール後
出走した皆で無事の生還を喜び、しし鍋に舌鼓を打ち、渓流の冷たい水でアイシング。
途中で2度ほど転倒したけど、何とか無傷でゴール出来たし、3度目の九州脊梁トレイルランは、秋晴れの空の下、山頂から見える景色も素晴らしかった。

コース途中で、プーさん達に会えたおかげで、サボって歩くわけにもいかず(^_^;) それからずっと、3人で楽しくわいわい走りながら一緒にゴールしたら、自己ベスト更新のおまけまで付いたし。

走ってると、こんな素敵な出会いや体験が出来るんだなーと、つくづく感じた秋の一日だった。

やっぱり、マラソンっていいなー♪
トレイルランっていいなー♪♪
また来年、緑仙峡にてお会いしたいです(^-^)/

あ…今年は結局、1番キツかった関門は、スタート地点に辿りつく前の第0関門だったみたいf^_^;)