遥かなるスタートライン（東京マラソン２００７）
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（前回、前々回までのあらすじ）
１月初旬に無茶な走り込みで膝を痛めてしまうが、なんとか快方に向かい、３０kmの試走を終える。いよいよ本格的に調整出来ると思った矢先、ランニングの最中に血尿が。。。疲労と冷えにより膀胱炎を起こしてしまう。東京マラソン本番まで、もう秒読み段階、果たして無事にスタートラインに立って出走することが出来るのか？
今回、東京マラソン完走に向けてのスペシャルプロジェクトを発足してみた。高橋尚子選手の「チームQ」にちなんで、「チームR」と命名。Rはもちろん、ROSIEのR。あらゆる面からランナーをサポートする目的のチームだという点は変わりないのだが、「チームQ」との大きな違いは、スタッフがたった一人だということ。。。しかも自分の妹。。。
早い話、普段マラソンには興味のない妹が、今回は東京に行ける！というので、旅行兼ねて応援に来てくれるだけのこと。しかし彼女は管理栄養士という資格の持ち主なので、今回は「チームR」の応援＆付き添い＆管理栄養士＆マネージャーという、一人４役を任命する運びとなった。
実は私はいつも、この妹にだけは頭が上がらない・・・ なぜに“次女”という人種は、長女と違って、しっかり者で口が達者で、現実的で世渡り上手なんだろうか？。まったくもって、自分とは正反対のキャラだというのは、間違いない。
いよいよ東京に向け、１７日に延岡を発ち、羽田空港で妹と待ち合わせ。彼女は一日早く、東京の友達の所へ遊びに来ていたらしい。リムジンバスに乗り、新宿のホテルへと。私がいつも上京した際の行動エリアは、六本木（クラブ、ライブ）～渋谷（レコ店）～秋葉原（PC関係）なので、マラソンのコースとは全く被らない。対して妹の行動エリアは、新宿や銀座（ショッピング）なので、今度のコースに関してもやたら詳しい。よって彼女の指示に全面的に従うことに。。。
東京ドームで受付を済ませ、夕食を終えてから、音楽室＠渋谷まで、elliさんのライブを観にジョギングしつつ行くことにした。 妹はホテル近くのショップ（Fran Fran等）で買い物をするとのこと。ここで一旦別行動ということでホテルを出たら、あいにく雨が降っていた。。。渋谷までのジョグは断念し、JRで行ってそこからお店まで少し走った。
初めて行った「音楽室」は、いい雰囲気のカフェレストランだった。今夜は“フォークの達人”というジョイントライブなので、近藤さんのBASSではなく、丸山ももたろうさんとアコギ２本で演るとのこと。半年振りくらいに聴くelliさんの歌声は、軽やかなギターカッティングと、ももたろうさんの繊細なリードのフレーズにのって、のびやかに響いていた♪。翌朝５時起きだったので、フェイヴァリッツな「森へ帰ろう」まで居れなかったのが、とっても残念！。後ろ髪を引かれる思いで、帰路に着いたのだが、ここで音のパワーを充電して、MYマラソン前夜祭とさせてもらったのだった＾＾
１０時頃にホテルに帰り着いたら、「遅いっ！」と鬼マネージャー（＝妹）から説教される。うっかりルームキーを持って出るのを忘れた為、風呂にも入れずに待っていたらしい。。。久しぶりの上京と、明日のマラソン本番を控えて、すっかり舞い上がっていたのか、私？！
翌日１８日早朝５時、なんとっ！右足がつって目が覚める！ おまけに窓の外は雨が降りしきり、なんか不吉な予感。。。午前７時、荷物を手に雨の中、集合場所の都庁前へと大勢のランナーと共に歩いていった。
雨は降り止むどころかますます強くなり、高架下？みたいな所に、ランナーが集中し、まるで難民キャンプ状態！。８時過ぎ、スタート１時間前にMY恒例の、アミノ酸＋ブドウ糖＋酸素？を飲み干してみる。雨がしのげる狭いスペースで、それでも皆ひたすらウオーミングアップのランニングをしていた。「そうそう、アップしなくっちゃー！」自分もその輪に加わり、しばらく走った後、荷物を置いた場所へ戻ってみると。。。
無い、なぁーーい、、、、、 荷物が無いぞーー！！！！！！
うそだろーーーっ！！！！！！！！
今回の東京マラソンでは、前日あらかじめ配られたビニールバッグにゼッケン番号を貼って、その中に荷物を入れてトラックに乗せ、ゴールまで搬送するシステムになっていた。その荷物が入った、自分のビニールバッグごと無くなってるのである！！！
しかし、みんな同じビニールバッグなので、見分けがつかず、貼ってあるゼッケンナンバーのみでしか、区別出来ない。「すみませーん、ここに置いてあったF○○○○○番のバッグ知りませんかー？」。周りに訊ねてまわっても、皆知らないと言う。今までのマラソン大会では、荷物を盗まれたことなんて無かったのに、やっぱり都会はコワイ。。。
ボランティアのガイドの人に会って、警官のいる所まで連れて行ってもらい訳を話すが、トランシーバーでやり取りをしてる最中で、すごく忙しそうだ～
仕方なく、インフォメーションセンターを、駆けずり回ってやっと探し出し「預けるためのビニールバッグを紛失しました。もうスタート時刻が近いので、今着てるウィンドブレーカーだけでもここで預かってもらえませんか？」と頼む。それは出来ないが、ペリカン便なら一時預かりをしてくれるかも？と教えられ、ペリカン便へと行ってみるが、答えはNO!
時計を見たら、スタート場所への集合時刻のもう１５分前。荷物を丸ごと無くしてしまい、残ったウィンドブレーカーも預けられないとは。。。どうしよう＞＜
せっかくここまで来れたのに、出走できないのかー？
最悪だーーー！！！
To be continued・・・
（写真は、雨のランナー集合場所）
１月初旬に無茶な走り込みで膝を痛めてしまうが、なんとか快方に向かい、３０kmの試走を終える。いよいよ本格的に調整出来ると思った矢先、ランニングの最中に血尿が。。。疲労と冷えにより膀胱炎を起こしてしまう。東京マラソン本番まで、もう秒読み段階、果たして無事にスタートラインに立って出走することが出来るのか？
今回、東京マラソン完走に向けてのスペシャルプロジェクトを発足してみた。高橋尚子選手の「チームQ」にちなんで、「チームR」と命名。Rはもちろん、ROSIEのR。あらゆる面からランナーをサポートする目的のチームだという点は変わりないのだが、「チームQ」との大きな違いは、スタッフがたった一人だということ。。。しかも自分の妹。。。
早い話、普段マラソンには興味のない妹が、今回は東京に行ける！というので、旅行兼ねて応援に来てくれるだけのこと。しかし彼女は管理栄養士という資格の持ち主なので、今回は「チームR」の応援＆付き添い＆管理栄養士＆マネージャーという、一人４役を任命する運びとなった。
実は私はいつも、この妹にだけは頭が上がらない・・・ なぜに“次女”という人種は、長女と違って、しっかり者で口が達者で、現実的で世渡り上手なんだろうか？。まったくもって、自分とは正反対のキャラだというのは、間違いない。
いよいよ東京に向け、１７日に延岡を発ち、羽田空港で妹と待ち合わせ。彼女は一日早く、東京の友達の所へ遊びに来ていたらしい。リムジンバスに乗り、新宿のホテルへと。私がいつも上京した際の行動エリアは、六本木（クラブ、ライブ）～渋谷（レコ店）～秋葉原（PC関係）なので、マラソンのコースとは全く被らない。対して妹の行動エリアは、新宿や銀座（ショッピング）なので、今度のコースに関してもやたら詳しい。よって彼女の指示に全面的に従うことに。。。
東京ドームで受付を済ませ、夕食を終えてから、音楽室＠渋谷まで、elliさんのライブを観にジョギングしつつ行くことにした。 妹はホテル近くのショップ（Fran Fran等）で買い物をするとのこと。ここで一旦別行動ということでホテルを出たら、あいにく雨が降っていた。。。渋谷までのジョグは断念し、JRで行ってそこからお店まで少し走った。
初めて行った「音楽室」は、いい雰囲気のカフェレストランだった。今夜は“フォークの達人”というジョイントライブなので、近藤さんのBASSではなく、丸山ももたろうさんとアコギ２本で演るとのこと。半年振りくらいに聴くelliさんの歌声は、軽やかなギターカッティングと、ももたろうさんの繊細なリードのフレーズにのって、のびやかに響いていた♪。翌朝５時起きだったので、フェイヴァリッツな「森へ帰ろう」まで居れなかったのが、とっても残念！。後ろ髪を引かれる思いで、帰路に着いたのだが、ここで音のパワーを充電して、MYマラソン前夜祭とさせてもらったのだった＾＾
１０時頃にホテルに帰り着いたら、「遅いっ！」と鬼マネージャー（＝妹）から説教される。うっかりルームキーを持って出るのを忘れた為、風呂にも入れずに待っていたらしい。。。久しぶりの上京と、明日のマラソン本番を控えて、すっかり舞い上がっていたのか、私？！
翌日１８日早朝５時、なんとっ！右足がつって目が覚める！ おまけに窓の外は雨が降りしきり、なんか不吉な予感。。。午前７時、荷物を手に雨の中、集合場所の都庁前へと大勢のランナーと共に歩いていった。
雨は降り止むどころかますます強くなり、高架下？みたいな所に、ランナーが集中し、まるで難民キャンプ状態！。８時過ぎ、スタート１時間前にMY恒例の、アミノ酸＋ブドウ糖＋酸素？を飲み干してみる。雨がしのげる狭いスペースで、それでも皆ひたすらウオーミングアップのランニングをしていた。「そうそう、アップしなくっちゃー！」自分もその輪に加わり、しばらく走った後、荷物を置いた場所へ戻ってみると。。。
無い、なぁーーい、、、、、 荷物が無いぞーー！！！！！！
うそだろーーーっ！！！！！！！！
今回の東京マラソンでは、前日あらかじめ配られたビニールバッグにゼッケン番号を貼って、その中に荷物を入れてトラックに乗せ、ゴールまで搬送するシステムになっていた。その荷物が入った、自分のビニールバッグごと無くなってるのである！！！
しかし、みんな同じビニールバッグなので、見分けがつかず、貼ってあるゼッケンナンバーのみでしか、区別出来ない。「すみませーん、ここに置いてあったF○○○○○番のバッグ知りませんかー？」。周りに訊ねてまわっても、皆知らないと言う。今までのマラソン大会では、荷物を盗まれたことなんて無かったのに、やっぱり都会はコワイ。。。
ボランティアのガイドの人に会って、警官のいる所まで連れて行ってもらい訳を話すが、トランシーバーでやり取りをしてる最中で、すごく忙しそうだ～
仕方なく、インフォメーションセンターを、駆けずり回ってやっと探し出し「預けるためのビニールバッグを紛失しました。もうスタート時刻が近いので、今着てるウィンドブレーカーだけでもここで預かってもらえませんか？」と頼む。それは出来ないが、ペリカン便なら一時預かりをしてくれるかも？と教えられ、ペリカン便へと行ってみるが、答えはNO!
時計を見たら、スタート場所への集合時刻のもう１５分前。荷物を丸ごと無くしてしまい、残ったウィンドブレーカーも預けられないとは。。。どうしよう＞＜
せっかくここまで来れたのに、出走できないのかー？
最悪だーーー！！！
To be continued・・・
（写真は、雨のランナー集合場所）